

ガゴメ昆布は、北海道函館近海の限られた海域だけにまとまって生育する食用の海藻です。
真昆布や利尻昆布といった一般的な“だし昆布”と比べてネバリが強く、
ガゴメ昆布を水にさらし、しばらくしてから引き上げると、ネバリが帯状に伸びて1メートル以上
持ちあげても切れないという驚異的な光景を目にすることができます。
ガゴメ昆布は、表面にある独特の凹凸紋様が特長的で、「ガゴメ」という名前の由来は、
この「籠目」模様がなまったものといわれています。
水温や水深などの生育条件が、他の昆布と比べて非常にデリケートなため、
北海道で生産される昆布全体のわずか数パーセントという希少な品種です。
近年、有用成分の「フコイダン」を豊富に含むことから、ガゴメ昆布の人気が急騰しており、
時には品薄となるほどの貴重な昆布になっています。
ガゴメ昆布は他の昆布と比べ、有用成分「フコイダン」が豊富に含まれています。
また、タカラバイオの研究により、「U-フコイダン」「F-フコイダン」「G-フコイダン」
という3種の「フコイダン」を含んでいるのが特長です。
オキナワモズクやトンガモズクからは、これらU・F・Gの「フコイダン」は検出されず、
ガゴメ昆布由来の「フコイダン」とは全く構造が異なっていることが解っています。
このU・F・Gを含む独自の構造こそが、ガゴメ昆布「フコイダン」の持つ機能性の源と考えられています。
ガゴメ昆布の「F-フコイダン」は、オキナワモズクの
約5倍の硫酸基を含む構造をしています。
タカラバイオの測定では、ガゴメ昆布「フコイダン」には
硫酸基が約25%含まれています。

ガゴメ昆布は、沿岸環境における生育の幅が狭い品種で、生育海域が主に函館の東海岸に限られます。
環境に対して非常に繊細な品種であるため、資源量が少なくて貴重なのです。
ガゴメ昆布には「フコイダン」が多く含まれ、真昆布と比べると、およそ3倍以上含有しています。
しかも、ガゴメ昆布の「フコイダン」は、分子量が高く、硫酸基が多いという特長があります。
自然との共生を理念に、ガゴメ昆布の「フコイダン」を健康生活に役立てていくことは、とても価値のあることです。
ガゴメ昆布は、人類が発見した新たな“宝”だと思っています。
北海道大学 大学院水産科学研究院 准教授(水産学博士)
専門分野は海藻学、昆布など大型海藻類の発生学
水産生物学の専門家としてガゴメ昆布を長年研究
加えて、講演活動などを通してガゴメ昆布の独自の魅力を広く発信している